坂村の哲学

Greetings

坂村の哲学 | テーラー坂村 | 下野市石橋のイージー・オーダー

祖父から父へ、父から私へ
テーラード・スーツ作りを通じて、
地域のために。

坂村 哲也

坂村の哲学 | テーラー坂村 | 下野市石橋のイージー・オーダー

初代と2代目の意思を継ぎ、良いものをより多くの方々へお届けすることを心がけております。

私は先代達の様に初めから紳士服に携わったわけではなく、正直申し上げますと仕立ての技術はありません。しかし、縫製のための時間を採寸の実施とデザインの提供に集中し、縫製は工場での熟練の職人さんにお任せしています。その縫製の技術は、今やかなり高度なものとなっています。お客様一人ひとりの体型の特徴にも、またお好みにもフルオーダー並みに対応でき、しかもコストの削減や納期の短縮につながります。縫製を委託することにより、採寸技術とデザイン力に集中できる分、最終的にお客様が心底ご満足していただけるものをお届けできます。今の工場での高い縫製技術をより多くの方に知っていただくことも、この業界の責任であると感じています。先代達のような技術がない私ですが、自分なりの方法で現在のニーズに合わせて、テーラー坂村がこれまで積み上げてきたものを受け継いでおります。

これからも私が目指すことは、単にお客様のニーズにお応えするだけではありません。求められる以上のデザインをご提案し、またそれぞれの体型に合わせた細かな採寸を実施し、お届けしたスーツによりお客様が新たな自分を発見していただくことが、私が行うべき任務であると考えております。

そして、他業種の皆様との連携も大切です。祖父も父も地域との連携を大切にしていました。地域全体の盛り上がりがなければ、努力を積み重ねてもお客様は離れてしまいます。本業とはかけ離れますが、たくさんのお客様が集まりやすい環境づくりを、地域一体として実施していくことも自分の使命であると考えています。

History

1946年 初代店主 恒吉が栃木県下都賀郡石橋町(現 下野市)に坂村洋服店を開業

Episode about founder

スーツを仕立てる腕はかなり良かったそうです。こだわりのあるお客様に、特殊な襟の形を頼まれ、依頼人もまず作れないだろうというものも、作り上げたそうです。頑固な職人魂をもった人で、とにかく少なくても良いものを作りたい一心で、仕事をしていました。

1967年 店舗改築によるリニューアルオープン
1979年 恒吉の長男 和夫が2代目店主として引き継ぐ

Episode second-generation

高校卒業後、都内の老舗テーラーにて住み込みで修行を積み、その後初代の後を継ぎました。初代に負けないくらいの腕はありましたが、仕立ての技術と合わせて大切にしていたことは、できるだけたくさんのお客様に当店のスーツをお届けすることです。ただし、自前の縫製では作製できる数に限界があるため、寝る間を惜しまず夜も仕事に取り組んでいましたので、相当苦労をしていたと思います。

2011年 店舗改築と同時に、店名をテーラー坂村として再出発
2013年 和夫 逝去のため、一時的に店を閉業する
2019年 和夫の次男である哲也が後を引き継ぎ、新生テーラー坂村としてグランドオープン